Apr 14 2010
∞
“
疲れたなぁというときには、
やっぱりジャムを煮るにかぎるね。
いまは、たっぷり出回ってる季節なので、いちごジャム。
いちごジャムは、他のジャムよりも
「あくとり」がめんどくさいんですよね。
なんでいちごって、あんなにあくがでるんだろう。
ある程度のところで、あくが出なくなってくると、
ひと仕事やりおえたような気がしてくるもんなぁ。
もともと、ぼくが「ジャムおじさん」になったのは、
よしながふみさんのマンガ『きのう何食べた?』を
読んだことからでした。
男同士のカップルが主人公のマンガなのですが、
ここに「いちごジャム」をつくるところがあったんです。
これを読んでいて、「ああ、こういうことか!」と、
ぼくはすぐにいちごを買いに走ったのでした。
どう言えばいいんだろう、
「売ってるものみたいなもの」が、
じぶんの家で、じぶんの腕でできるというのは、
大人になったような気がするんです。
じゅうぶんに大人なのにね、すでに。
おれって、けっこう役に立つんじゃない?
というような気になれるんですね。
立派な魚、タイだとかヒラメを釣り上げたような気持ち。
そのときのジャムから、もう、何度つくったでしょうね。
たぶんあのマンガの主人公を、ぼくは、
ジャムをつくった回数だけで言えば、
追い越しちゃったんじゃないかなぁ。
その回数分だけ、ぼくはジャムを煮たおかげで、
ちょっとこころが救われてきたということです。
ご同輩、つらいとき、せつないとき、ジャムを煮たまえ。
疲れたなぁというときには、
やっぱりジャムを煮るにかぎるね。
いまは、たっぷり出回ってる季節なので、いちごジャム。
いちごジャムは、他のジャムよりも
「あくとり」がめんどくさいんですよね。
なんでいちごって、あんなにあくがでるんだろう。
ある程度のところで、あくが出なくなってくると、
ひと仕事やりおえたような気がしてくるもんなぁ。
もともと、ぼくが「ジャムおじさん」になったのは、
よしながふみさんのマンガ『きのう何食べた?』を
読んだことからでした。
男同士のカップルが主人公のマンガなのですが、
ここに「いちごジャム」をつくるところがあったんです。
これを読んでいて、「ああ、こういうことか!」と、
ぼくはすぐにいちごを買いに走ったのでした。
どう言えばいいんだろう、
「売ってるものみたいなもの」が、
じぶんの家で、じぶんの腕でできるというのは、
大人になったような気がするんです。
じゅうぶんに大人なのにね、すでに。
おれって、けっこう役に立つんじゃない?
というような気になれるんですね。
立派な魚、タイだとかヒラメを釣り上げたような気持ち。
そのときのジャムから、もう、何度つくったでしょうね。
たぶんあのマンガの主人公を、ぼくは、
ジャムをつくった回数だけで言えば、
追い越しちゃったんじゃないかなぁ。
その回数分だけ、ぼくはジャムを煮たおかげで、
ちょっとこころが救われてきたということです。
ご同輩、つらいとき、せつないとき、ジャムを煮たまえ。
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「ほぼ日刊イトイ新聞」 2010年4月14日 『今日のダーリン』より引用